肉牛を育てるために

SUSTAINABILITY

道産の仔牛が全国で肥育されると地域によって肉味が違うのは何故なのか?
株式会社渡辺農場では質のいい肉牛を育てるために研究を重ねました。
行き着いたのは徹底的な衛生管理と独自開発した発酵飼料でした。
また牛たちにとってはもちろん、人にもストレスフリーな環境作りは生産効率を高めています。

私たちは母牛、仔牛、育成牛、肥育まで経済動物と言う認識はありません。
大切に養い共に生きると言う考え方です。
牛達が住み良い環境をどれだけ提供出来るか、
そして病気から守れるか、農場環境を重視し家族の様に暮らす事に力を注いでいます。
農場は畜産臭が少なく衛生的な環境を維持しております。
私達の考えは【幸せに育ててた和牛】
この事を1番に考えスタッフと共に同じ価値観で農場運営をしてます!

生産組織の組合活動の中で全国の購買者さんを訪ねる事が毎年ありました。皆さんのご意見の中で多く寄せられたのが『和牛肉の味の違いを強く感じた。』という声でした。北海道産の素牛が全国で肥育されると地域によって肉味が違う、そんな疑問を持っていました。
私達は7年掛けて試行錯誤して辿り着いたのが発酵飼料を与える事でした。 食品の発酵残渣(ビール粕、醤油粕、みりん粕、味噌粕、酒粕、マッシュポテト、道産小麦、道産米、コーンサイレージ、ビール酵母、麹菌)をサイレージ化してエコ飼料として利用しています。エコ飼料は90%以上残りは輸入穀物を給与してます。それにより旨味成分のオレイン酸が高く脂肪の融点も低くあっさりした肉味を実現出来ました!
素牛として市場出荷する場合、個体ごとに衛生証明書を登録書に添付しております。
家畜保健衛生所で糞便検査をして陰性を確認して出荷しています。
平成18年から続けてる農場のこだわりと購買者への情報提供と安心安全なモットーとした農場の取り組みです。