生産組織の組合活動の中で全国の購買者さんを訪ねる事が毎年ありました。皆さんのご意見の中で多く寄せられたのが『和牛肉の味の違いを強く感じた。』という声でした。北海道産の素牛が全国で肥育されると地域によって肉味が違う、そんな疑問を持っていました。
私達は7年掛けて試行錯誤して辿り着いたのが発酵飼料を与える事でした。
食品の発酵残渣(ビール粕、醤油粕、みりん粕、味噌粕、酒粕、マッシュポテト、道産小麦、道産米、コーンサイレージ、ビール酵母、麹菌)をサイレージ化してエコ飼料として利用しています。エコ飼料は90%以上残りは輸入穀物を給与してます。それにより旨味成分のオレイン酸が高く脂肪の融点も低くあっさりした肉味を実現出来ました!